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2 人 に 堕 ち て 。
第4章 左 と 右


康希が出したはじまりの合図。

茉麻はそれを止める術を知らない。




左側から、スッと茉麻に顔を寄せた王子様のようなオトコ。


いつものように微笑むと、康希はそのまま茉麻に口づけた。



「…っ!!……ふっう…ん」


唇を合わせるだけの優しい口づけが続いた。


しかし息を上げた茉麻の隙をつき、舌を絡ませる。

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