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2 人 に 堕 ち て 。
第26章 番 外 編 10 days later
きつく握りしめている和泉の手をとった。
「俺は、たぶん彼女を忘れられない。しばらくは、和泉さんと彼女を重ねてみたり、比べたりするかもしれない。たくさん傷つけると思う。…それでも、そばにいてくれるのか?」
「…っ、そばにいてもいいんですか?」
「和泉さんが、耐えられるなら。」
「わたしは、大丈夫です、先輩のそばにいられるなら、傷ついても、先輩を守ってあげたいんです…っ」
茉麻に抱いた感情と、また違う。
愛しさを、感じた。