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第28章 番 外 編 1 year later #1

ーーー指先に口付けをひとつ落として。

その手をぐっと、自分の方へ引いた。



小柄な彼女は僕の胸に顔をうずめて、
僕は彼女を強く抱きしめた。




耳元に、口を寄せて。

「可愛いから、我慢できなくなっちゃった。」




ぴくり、カラダを揺らした茉麻。

抵抗は、ない。




彼女をそっとシンクへ押した。



「…ふぁ…ーーーっん…っ」

右手で顎を掬い、深く口付ける。



カチャ…

左手を伸ばしてコンロの火を止める。