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第8章 与 え る 熱

ーーーーーー今までは、
口で奉仕することは好きではなかった。




茉麻がこれまでに身体を重ねてきた男たちは、良くも悪くも、自分の欲だけに素直だった。



自分が快楽を得るためなら、茉麻への気遣いよりも先に自分への奉仕を強制していた。

反面、茉麻への愛撫はおざなりだった。




ーーーーでも、2人は違う。
慈しみ大切にしてくれるのが、伝わってくるのだ。


だから、茉麻が2つの熱の象徴に、奉仕することに抵抗はなかった。



頭の何処かでこれからこのモノが自分にくれる刺激と快楽が想像できたから、むしろ喜んで奉仕した。