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2 人 に 堕 ち て 。
第1章 目 覚 め
「昨日の夜、飲み会から帰ってきた茉麻が、僕の部屋に来たんだよ。オトコに抱えられてね。」
「…っ!」
「真っ赤な顔して。服も乱しちゃって。彼のこと、誘ったんでしょ?」
「っちが…誘ってなんか…!」
いつもはゆっくり歌うような口調なのに、今日はまくしたてるように話す康希。
「それで、彼と自分の家にいくつもりが、間違って僕の部屋に来ちゃったってワケだ。茉麻、酔うと僕の部屋に来るクセあるもんね。」
いつも通り甘い表情に、いつもと違うキツイ口調になぜか鼓動が早くなる。