この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
とあるオクサマのニチジョウ
第12章 Scene.02
 
…一体…誰を連れて………


 タンクトップとショートパンツの上にエプロンを着けた恭子。

 調理する手は止めずに思考を続ける。


…珍しく早く帰って来るって………
…会社の後輩なんて…今まで連れて来た事無かったのに………


 激しい露出オナニーの疲れから夕方に起きてみれば、テーブルに置いてあった書き置きに慌てた恭子。

 いつものように露出に出掛ける余裕も無く、久し振りの二人前以上の調理に慌ただしく動いていた。


…掃除はしてあるから……
…後は料理だけだけど………


 チラッと時計に視線を向ければ、帰宅予定の時間は迫っていた。

「うひぁ………」

 思っていたよりも手間取っていた事に、思わず声をあげる。

 しかし、気持ちは逸るものの、それに反して、両手は思ったように動かない。

 更に気持ちだけが逸り、悪循環に陥っていく。


…今の状況なら仕方ないけどぉ………
…だからって…当日に教えなくたってぇっ………


 擦れ違いの日々。

 顔すら見ない日も出始めていた。

 それでも、正行の妻という事実は変わらない。

 ましてや、正行の会社での立場や後輩が来る以上、仮面でも仲が良い夫婦であり、良い妻であるしかなかった。

 時間を気にしながら、両手を動かし続けていた恭子。

 その耳に、来客を知らせるチャイムの音が届いた。


―――――――――
―――――
――
/298ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ