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第9章 華を好きな理由～原田左之助～

ウソだろ？と思って目を凝らすと、暗闇に独り女が立っていた



「何してんだっバカ！！こっち来いっ！！風邪ひくだろ！！」



バシャバシャと小川に入って行く原田



「市場にも居なくて、小川でやっと捕まえたんですっ！！」



原田を見つけて笑顔をこぼす華



「いいからこっち来いっ・・・」



岸に上がろうと引っ張った手は、ガタガタと震えていた


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