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不器用なくちびる
第10章 再会
けれど
それはほんの一瞬で。
彼の後ろから女性の声がするのと同時に
わたしの身体は彼の腕で
引き離されていた。
「おじゃましま〜す!
あ!栞ちゃん〜!聞いて聞いて!」
私の耳もとにくちびるを寄せ
瑞希ちゃんがささやく。
「あれからやっと彼にOKもらったの!
あとね、びっくりしたんだけど
彼、葉子先輩の弟なんだって!」
……………………
それから私は…
引き継ぎの話も上の空で。
橘くんも終始無言で。
葉子先輩はただならぬ空気を
感じているらしかったけど…
ルンルンの瑞希ちゃんだけが
1人でずっと話をしていた。
しばらくすると…
葉子先輩は話を切り上げて
2人を先に返してくれた。
2人は今からデート…なのかな…
それはほんの一瞬で。
彼の後ろから女性の声がするのと同時に
わたしの身体は彼の腕で
引き離されていた。
「おじゃましま〜す!
あ!栞ちゃん〜!聞いて聞いて!」
私の耳もとにくちびるを寄せ
瑞希ちゃんがささやく。
「あれからやっと彼にOKもらったの!
あとね、びっくりしたんだけど
彼、葉子先輩の弟なんだって!」
……………………
それから私は…
引き継ぎの話も上の空で。
橘くんも終始無言で。
葉子先輩はただならぬ空気を
感じているらしかったけど…
ルンルンの瑞希ちゃんだけが
1人でずっと話をしていた。
しばらくすると…
葉子先輩は話を切り上げて
2人を先に返してくれた。
2人は今からデート…なのかな…