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不器用なくちびる
第11章 親友
橘くんとの約束の日までの3日間は
すごく長く感じた。
昔の同級生とランチするだけとはいえ
友達の恋人と2人で会うということ
には変わりない。
できたらそれまで瑞希ちゃんとは
顔を合わせたくないなぁ…
なんてズルいことを思っていたら、
瑞希ちゃんが会いに来てしまった…
「栞ちゃん〜!
探してたのになかなか会えなかったよ〜
話したいこといっぱいあるのに♡」
「ご、ごめんね。
ちょっと今お、おなか痛いから…
…来週のサークルの時でもいいかな?」
「あ〜私もうサークル辞めたから。」
「え?」
「橘くんの彼女になれたんだもん〜
もうあそこにいる必要ないんだよね。
彼はサポートメンバー辞めたんだし…」
「…彼とたまに会えるから
サークル入ったの…?」
「あれ?言ってなかったっけ?
葉子先輩の手伝いで冊子配ってる
橘くん見たときイケてるなぁと思って…
そうじゃなきゃあんな地味なサークル
私は入らないよ〜」
「でも…」
すごい熱心にお手伝いしてるように
見えたのに…
すごく長く感じた。
昔の同級生とランチするだけとはいえ
友達の恋人と2人で会うということ
には変わりない。
できたらそれまで瑞希ちゃんとは
顔を合わせたくないなぁ…
なんてズルいことを思っていたら、
瑞希ちゃんが会いに来てしまった…
「栞ちゃん〜!
探してたのになかなか会えなかったよ〜
話したいこといっぱいあるのに♡」
「ご、ごめんね。
ちょっと今お、おなか痛いから…
…来週のサークルの時でもいいかな?」
「あ〜私もうサークル辞めたから。」
「え?」
「橘くんの彼女になれたんだもん〜
もうあそこにいる必要ないんだよね。
彼はサポートメンバー辞めたんだし…」
「…彼とたまに会えるから
サークル入ったの…?」
「あれ?言ってなかったっけ?
葉子先輩の手伝いで冊子配ってる
橘くん見たときイケてるなぁと思って…
そうじゃなきゃあんな地味なサークル
私は入らないよ〜」
「でも…」
すごい熱心にお手伝いしてるように
見えたのに…