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不器用なくちびる
第11章 親友
土曜日の11時半。
橘くんが決めてくれたカフェに向かう。
私は毎週土曜日の夕方から夜にかけて
のバイトだけは残し、あとはかなり
セーブして葉子先輩のお手伝いが
できるようにしていた。
橘くんが指定したお店は
偶然にもバイト先に近かったから
ギリギリまで話せるのが嬉しかった。
少し早く着くつもりだったのに、
何を着て行くか迷ってて時間ぴったり
になっちゃった…
橘くんには瑞希ちゃんっていう
すごくかわいい恋人がいるのに、
私ったら浮かれちゃって
バカみたいだな。
でもずっとずっと会いたかったの。
何を話したらいいかわからないって
思ってたけど、話したいことなんて
山ほどあるって気もする。
あぁ、でもいざとなると緊張するよぉ…
会いたいけど、に、逃げたい…
そんなことを考えながら入口で
立ち尽くしていると
「後ろ、詰まってますけど?」
橘くんの声だ。
橘くんが決めてくれたカフェに向かう。
私は毎週土曜日の夕方から夜にかけて
のバイトだけは残し、あとはかなり
セーブして葉子先輩のお手伝いが
できるようにしていた。
橘くんが指定したお店は
偶然にもバイト先に近かったから
ギリギリまで話せるのが嬉しかった。
少し早く着くつもりだったのに、
何を着て行くか迷ってて時間ぴったり
になっちゃった…
橘くんには瑞希ちゃんっていう
すごくかわいい恋人がいるのに、
私ったら浮かれちゃって
バカみたいだな。
でもずっとずっと会いたかったの。
何を話したらいいかわからないって
思ってたけど、話したいことなんて
山ほどあるって気もする。
あぁ、でもいざとなると緊張するよぉ…
会いたいけど、に、逃げたい…
そんなことを考えながら入口で
立ち尽くしていると
「後ろ、詰まってますけど?」
橘くんの声だ。