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不器用なくちびる
第15章 君と
2人を包むオレンジ色も徐々に消え
薄暗くなった部屋の中には
熱い吐息と水音だけが響いていた。
ぐちゅっぐちゅっぐちゅっ…
「はぁっ…あっ…」
「栞…どう?大丈夫?」
「うん…もう痛くない。うれしくて…」
「泣くなよ…
って俺も泣きそうだけど。」
「えっ…」
「おかしいか…?
俺は栞のことになると
結構情けないんだ(笑)
でも隣に栞がいてくれるなら…
もう何だってできる。
これからはずっと俺が栞を守るよ…」
「うんっ…んっ…んっ…」
「栞の髪、綺麗だよな…
一度でいいから触りたいって。
ずっと遠くから見てたよ…
マジで情けないだろ…?
あ…イキそ…かも…」
「あっ…橘くん…」
「うぅっ…」
橘くんが切ない表情をして…
私の上に崩れてきた。
私は…涙が溢れて止まらなかった。
今日私…愛する人と、繋がった…
薄暗くなった部屋の中には
熱い吐息と水音だけが響いていた。
ぐちゅっぐちゅっぐちゅっ…
「はぁっ…あっ…」
「栞…どう?大丈夫?」
「うん…もう痛くない。うれしくて…」
「泣くなよ…
って俺も泣きそうだけど。」
「えっ…」
「おかしいか…?
俺は栞のことになると
結構情けないんだ(笑)
でも隣に栞がいてくれるなら…
もう何だってできる。
これからはずっと俺が栞を守るよ…」
「うんっ…んっ…んっ…」
「栞の髪、綺麗だよな…
一度でいいから触りたいって。
ずっと遠くから見てたよ…
マジで情けないだろ…?
あ…イキそ…かも…」
「あっ…橘くん…」
「うぅっ…」
橘くんが切ない表情をして…
私の上に崩れてきた。
私は…涙が溢れて止まらなかった。
今日私…愛する人と、繋がった…