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イヤよイヤよも好きのうち
第1章 よめのいもうと
『お義兄さん…きて…?』
うるうる見つめるな。決心鈍る。
『サヤカじゃ嫌?やっぱりお姉ちゃんじゃなきゃダメなの?』
決心なんて、都合のいいハッタリ。俺はハナからやっぱりヤることしか頭にないんだ。最悪だよ、俺。
『ヤったら後悔するぞ。彼氏いるだろ?』
すげー話の逸らし方。悪いのは俺なのに、もはやサヤカが誘ってるのを俺が断るとゆー異常な状況。俺、鬼ですな。
『サヤカには彼氏が、お義兄さんにはお姉ちゃんが、いる。だからもう難しいことはいいじゃない。』
こんな言葉を吐かせるなんて、俺は何やってんだよ!
違うだろ!それは俺が言わせたも同然。
なんて都合のいいセリフ言わせたんだ!あ〜〜〜!!!俺、しね!!!