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イヤよイヤよも好きのうち
第12章 かんさいじん
***
『アキラさんっ…!』
『カヨちゃんお待たせっ♪』
ランチタイムのお迎えは、もはや定番となりました。
『今日は何食おか?あっちの通りに出て…』
『アキラさん…
今日は暖かいから、外で食べません?』
『ん、外て…?』
『桜…桜の木の下でっ!』
今朝早起きして作ったお弁当を、後ろ手から前に持ってくると…
『うわぁあぁぁ!!カヨちゃあぁん!!』
『…ふふ』
とっても感激してくれました。
『見て見てー営業の高峰主任と経理の麻尾さん。仲良いよねぇ〜』
『何、あんた高峰さんのこと狙ってなかった?』
『最初はね〜でもほら、あんなメロメロな顔してる男はさ〜もうどうしようもなくない?』
『はは、言えてる〜メロメロのデレデレだよね(笑)』
『1年経ってあれだよ?相変わらず騒がしいよね(笑)』