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イヤよイヤよも好きのうち
第13章 やさしいひと


『だはぁ…はぁ…はぁ…』


まだピクピクと震えてるレンジくんは、あたしの顔と口をティッシュで拭いた。自分のパンツもズボンも、汚れちゃってるのに…


『ごめん出ちゃった…い、いきなし咥えるんだもん…』

『…え?だってレンジくんだよ?チューしてって言ったの…』


レンジくんは腰を曲げて、あたしを抱きしめた。あ、上の制服まで汚れちゃうのに…


『言ったのは、こっちのチュウ…』


レンジくんは唇にチュッてして笑った。


『…ごめん、あたし間違えちゃった。』

『いやいや、サイコーに気持ちよかった♡また顔射しちって、ゴメンなー♡』


いっぱい抱きしめられて、チューされて。おまけに


『あは…頬っぺもちもち♡ちっちゃくって肌つるで、タカナかーわいぃー♪』


可愛いなんて、男の子に言われてる。レンジくん、あたしドキドキしちゃうよぉ…




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