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イヤよイヤよも好きのうち
第14章 べんきょうかい
***
『サナエ〜おまたっ♪』
『もぉ〜あんたは…
“せ”ぇまで言いよ、おまた・せ!』
大学の駐輪場。お互い今日の講義を終えて、メットをかぶる。あたしのはコレ、新品や。専用ヘルメットやねん♡
『ハラ減ったぁ〜ラーメンでえぇ?』
『ギョーザと、半チャセットな!』
『なははっ♪ほな行くでぇ〜掴まってや!』
初めはコワかったニケツも、なかなか慣れた。カーブの体重移動も、お手の物やで。
『〜〜ごっそさん!これからサナエん家、行ってもえぇ?』
『えぇけど…何すんのん?晩ご飯も食べたし、あたしの部屋ゲームとかもないねんけど。せっかくバイトもない日やねんから…パァ〜っとカラオケのがえんちゃうの?』
人差し指立てて、チッチッチッ…
なんや、おもろいジェスチャー交えてくんねんけど(笑)