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裸の女神
第5章 肉欲の薔薇
「どれもこれも美味そうなものばかりだな。
選ばれた者だけが食べれるような、
贅沢な飯の時間だ」
清水はそう言いながら、
天麩羅に箸を運ぶ。
私はおつくりをつまみながら、
日本酒にほろ酔う。
「こんなに贅沢しちゃつて、
申し訳ない気持ちになるわ」
「エリカの努力が実って、
結果に結んだだけだよ。
そこには、
壮絶な葛藤があって悩みながら
だったよな?
俺は嬉しいんだ。
こうなる日が来て。
エリカが成功したら、
一流の店で祝杯を挙げて、
こうして、鱧の天麩羅を食べながら、
エリカと酒を交わしたいと思っていた」
「鱧が好きなの?」
「大好物」
そうやって笑う清水は、
可愛かった。
選ばれた者だけが食べれるような、
贅沢な飯の時間だ」
清水はそう言いながら、
天麩羅に箸を運ぶ。
私はおつくりをつまみながら、
日本酒にほろ酔う。
「こんなに贅沢しちゃつて、
申し訳ない気持ちになるわ」
「エリカの努力が実って、
結果に結んだだけだよ。
そこには、
壮絶な葛藤があって悩みながら
だったよな?
俺は嬉しいんだ。
こうなる日が来て。
エリカが成功したら、
一流の店で祝杯を挙げて、
こうして、鱧の天麩羅を食べながら、
エリカと酒を交わしたいと思っていた」
「鱧が好きなの?」
「大好物」
そうやって笑う清水は、
可愛かった。