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裸の女神
第5章 肉欲の薔薇
私は岬 エリカ。
女優。
本名は島田直子。
やっと役名のある映画の主役になる。
楠木瞳という女性を演じて、
瞳の中にまたアゲハを生み出す。
女優だからこそ、
いろんな顔にもなる。
裏切りをきっかけにキャバ嬢になり、
女を磨いてゆく瞳。
フロアーに出て、
アゲハ蝶として舞う。
新人のアゲハとして、
テーブルに紹介される。
ジュリの友達という事で、
ジュリの席のヘルプに入る。
「岸田社長、
紹介するわね。
今日からのアゲハちゃん。
私の大学のお友達なのよ。
こういう仕事は初めてなの。
よろしくお願いしますね」
ジュリを指名する常連の岸田社長。
「ほう、アゲハちゃんか。
初々しいね。
まだ、夜の世界を知らないバージンか。
アゲハちゃんのデビューは、
この席からスタートね。
記念にシャンパンをいれてあげよう。
今日は、わたしが才能を買っている芸術家も連れてきたから、彼にもよくしとくといい。
こちら、
画家の司馬理一君」
紹介されたのは、
演技派俳優で注目を浴びている、
司馬理一役の卯月雅人。
繊細な芸術家のイメージは、
卯月にぴったりだった。
映画の役作りの為なのか、
細いシルバーのフレームの眼鏡をかけて、
独特のオーラを出す。
そのオーラの中に引き込まれそうになるほど、
魅力的な目で卯月は私を見る。
一瞬で恋に落ちてしまいそうなほど、
心が高鳴る。
女優。
本名は島田直子。
やっと役名のある映画の主役になる。
楠木瞳という女性を演じて、
瞳の中にまたアゲハを生み出す。
女優だからこそ、
いろんな顔にもなる。
裏切りをきっかけにキャバ嬢になり、
女を磨いてゆく瞳。
フロアーに出て、
アゲハ蝶として舞う。
新人のアゲハとして、
テーブルに紹介される。
ジュリの友達という事で、
ジュリの席のヘルプに入る。
「岸田社長、
紹介するわね。
今日からのアゲハちゃん。
私の大学のお友達なのよ。
こういう仕事は初めてなの。
よろしくお願いしますね」
ジュリを指名する常連の岸田社長。
「ほう、アゲハちゃんか。
初々しいね。
まだ、夜の世界を知らないバージンか。
アゲハちゃんのデビューは、
この席からスタートね。
記念にシャンパンをいれてあげよう。
今日は、わたしが才能を買っている芸術家も連れてきたから、彼にもよくしとくといい。
こちら、
画家の司馬理一君」
紹介されたのは、
演技派俳優で注目を浴びている、
司馬理一役の卯月雅人。
繊細な芸術家のイメージは、
卯月にぴったりだった。
映画の役作りの為なのか、
細いシルバーのフレームの眼鏡をかけて、
独特のオーラを出す。
そのオーラの中に引き込まれそうになるほど、
魅力的な目で卯月は私を見る。
一瞬で恋に落ちてしまいそうなほど、
心が高鳴る。