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学校で、秘密のxxx
第2章 昼 休 み の 図 書 室
先輩の首に抱きついて、
広い胸にカラダを預けた。
呼吸が整う頃には、
昼休み終わりのチャイムが響いた。
「…このまま、サボっちゃおうか。僕、もう少し莉子ちゃんと一緒にいたいな。…だめ?」
パッと顔を上げると、
メガネの奥の瞳が優しく弧を描き、
…冷めない熱を含んでいた。
「わたしも、まだ、千早先輩といたいです。…っ」
頬に熱を持つのは、先輩が好きだから。
また、わたしからキスをして。
「「だいすき」」
柔らかな陽射しの中で想いを重ねて。
もう1度、互いの存在を確かめるように
強く、強く、抱きしめあった。
優しくて、静かな、図書室で。
the E N D .