この作品は18歳未満閲覧禁止です
学校で、秘密のxxx
第1章 放 課 後 の 教 室
「…っ、よかった、俺じゃなかったらどーしようかと思ったよ。」
彼が安堵したのが、声で、分かる。
抱きしめられているから
聞こえてくる、彼の鼓動の速さは
わたしのと同じくらい、早かった。
「俺、走りながら、前島さんのこと見てたんだ。…初めはなんなんだろーって思ってたんだけど。どんどん気になっていって、教室でも、つい前島さんのこと見ちゃって。」
囁かれる言葉は、低くて甘い。
ぎゅっ、と。
抱きしめる強さが、増した。