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その、透明な鎖を
第3章  いいこと


悠斗は、そっと目を開ける。


「……り、ん」


掠れた声で、彼女の名を呼ぶ。


「ん……?」


彼女は、とろんとしたような目で、彼を見て。


「はいった」

「……うん」


子供のような彼の報告に、くすくすと笑って。


「はいっちゃったね」


そんなふうに可愛く言うから。
悠斗の胸は、急にぎゅっ……と苦しくなった。


「凛……好き」


その衝動のままに、彼女をぎゅっ……と抱き締めて。
その頭を優しい手つきで撫でてくる彼女への想いで、また苦しくなって。


「……ね、動いて?」


彼の耳元へと囁かれた、彼女のそのおねだり。


「……っ、でも、動いたら」


――たぶん、すぐ、出る。
動かなくても、ただでさえ気持ちいいのに。


「いいよ……」


――でも。
それでもいいって、凛が言ってくれるなら。


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