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第12章 ナボラ先生とターシャ　前編

駅前広場…
多くの恋人たちが手をつないだり
腕を組んだりしてイチャイチャしています。

「綺麗ですねぇ〜」
ツリーのイルミネーションを見て
ルミカがはしゃいでいます。

ルミカと手をつなぎたいっ！
哲也は猛烈に思っています。

ルミカと並んで歩く哲也…

手を伸ばしたり…引っ込めたり…
悶々としています。


そんな二人の目の前に…女性が２名…。

背が高い中性的な感じのショートカットの女性…
そして…背の低いロリ顔の女の子…。

「ルミカだね」
背の高い方の女性が言いました。

「えっ！ナボラ先生とターシャ？！」
ルミカは驚いた顔です。

「ちょっと話しがある…」

そう言ってナボラ先生が腕を振ると…

ルミカとナボラ先生とターシャは
消えてしまいました。

取り残された哲也は呆然としています。