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第3章 アリアラモリセットン

「ねえ…ルミカちゃん…」
哲也はルミカに話しかけます。

「どうしました？」

「ルミカちゃんが魔法を使えるのは分かったけど…
そんなに凄い魔法じゃないよね」

「そうですよねぇ〜」
ルミカは残念そうな口調です。

「それで…僕の願望を叶えるって話だけど…
本当に可能なの？」

「あっ…それなら可能ですよ」

「どうやって？」

「ひとつだけ…凄い魔法を使えるんですよ」
ルミカはそう言って微笑みます。