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『ヒロキ』
第3章 共同生活の始まり


調理を終え、器に盛り付けて部屋まで運んだ。


するとヒロキが、待ってましたとばかりに身を乗り出して目を輝かせている。


「おぉ~!うまそぉ~!」


(…なんか子供みたい(笑))


テーブルに並べ終わり食事を始めると、すごい勢いで食べ進めるヒロキ。


「ミオちゃん!これマジうますぎっ!オレ、オムライスめっちゃ好きなんだよね♪」


そう言って美味しそうに頬張るヒロキを見て、何だかアタシ、ちょっと嬉しくなってる。


こうして家で誰かと食事するの、久々だな。


たまにはこういうのも悪くないかもね。


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