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お姫様はドラゴンにさらわれました
第1章 目覚めれば囚われの身
「姫様って、乱暴者のくせに優しいですよね。いつも傷つけた後で相手のことを心配してる」
カッとなって再度手を振り上げると、今度は腕をつかまれてしまった。
どんなに力を入れても動かない。
「こんのっ、馬鹿力!」
急に天地がひっくり返った。
ベッドの上に放り投げられたのだと気づく。
起き上がろうとしたところを押し倒された。
両腕を縫い止められ、胴体に馬乗りにされる。
「……は、放しなさいよ」
声が震えるのをかろうじて抑える。
カッとなって再度手を振り上げると、今度は腕をつかまれてしまった。
どんなに力を入れても動かない。
「こんのっ、馬鹿力!」
急に天地がひっくり返った。
ベッドの上に放り投げられたのだと気づく。
起き上がろうとしたところを押し倒された。
両腕を縫い止められ、胴体に馬乗りにされる。
「……は、放しなさいよ」
声が震えるのをかろうじて抑える。