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お姫様はドラゴンにさらわれました
第2章 まずは服を脱ぎましょう
両手で裾を押さえながら、足を閉じようと力を込める。

ヒールダートは私の抵抗を面白がっているようだった。
じわり、じわり、と両膝の間隔が開いていく。
内腿がピクピクと痙攣した。

こいつの力なら、一気に開くことも出来るはずなのに。
泣きそうなくらいムカつく!

「やだ! やだぁ!」

「ほらほら、もっと頑張らないと、全部開いちゃいますよ?」

「やああああ!」

「はい、固定完了」

結局、私の足はバラバラに柱に結びつけられてしまった。

こうなることがわかっていても、抵抗しないわけにはいかない。
そしてやっぱり、負ければ傷つく。
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