この作品は18歳未満閲覧禁止です
お姫様はドラゴンにさらわれました
第2章 まずは服を脱ぎましょう
「どうしたんですか? 急に大人しくなって」
震えている私をヒールダートが見上げてくる。
「ああ、こっちが途中だったからですか?」
ブチブチと胸元の飾りが引きちぎられた。
爪が引っ掛ったらしく、うっすらと赤い痕が残る。
ヒールダートが重心をこちらにずらしてきた。
でも私は逃げられない。
ギシ、とベッドがきしむ。
「はい、ばんざーい」
腕も一本一本引き剥がされて縛られてしまう。
力を込めすぎた指先は真っ白になっていた。