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お姫様はドラゴンにさらわれました
第3章 自分の体に素直になりましょう
「大丈夫、すぐ慣れますから」

泣いている私の頬をヒールダートが撫でる。
その手は憎らしいほどに優しい。

片方の手を体内に入れたまま、もう片方の手が滑る。

私の首を撫で、肩を撫で。
震える私をなだめるように。

「動かしますよ……」

一度引き抜かれた指が、また入り込んでくる。

「ううっ」

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