この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
姫はひそやかに咲き乱れる~戦国恋華【れんか】~
第4章 花冷え
邦昭は実に女の身体をよく知り尽くしている。徳姫の身体をいとも容易く操り、少し火をつけただけで燃え上がる淫らな身体に作り替えてしまった。
男の熱い唇が乳房を通り過ぎ、身体中を丹念に辿ってゆく。邦昭は律儀といえるまでに、上から順番に念入りな愛撫を施した。
呼吸(いき)さえできぬ快感に、徳姫はもがく。
徳姫の乱れまいとする悲愴な覚悟に挑むように、保邦はその夜、徳姫を責め立てた。
少しでも反応を示せば、同じ箇所ばかりを責めてくるのが邦昭のやり方だ。
男の熱い唇が乳房を通り過ぎ、身体中を丹念に辿ってゆく。邦昭は律儀といえるまでに、上から順番に念入りな愛撫を施した。
呼吸(いき)さえできぬ快感に、徳姫はもがく。
徳姫の乱れまいとする悲愴な覚悟に挑むように、保邦はその夜、徳姫を責め立てた。
少しでも反応を示せば、同じ箇所ばかりを責めてくるのが邦昭のやり方だ。