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第16章 黒い繋がり

「弟の留守中に僕の学園の教師と浮気するなんて、どういうつもりさ？」

「…申し訳、ありません」

都は『ただの浮気』で押し通すことに決めた。

立ち上がった鹿沼はデスクの向こうから都に歩み寄り、その肩を馴れ馴れしく抱く。

しっとり汗ばんだ手のひらをブラウス越しに感じて都は鳥肌がたった。

「寂しいなら、僕に言ってくれれば良かったのに」