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第16章 黒い繋がり

薬の効果が切れた都は幸い副作用もなく、ぼんやりとだが狂った一夜の事を覚えていた。

鹿沼のことはもちろん憎かったが、悔しいことにドーピングによって眠っていた性欲が覚醒したらしく、身体が離れられなくなっていた。

それを見抜かれ、セックスだけと割り切って熊谷と三人で関係を続けることになってしまった。



――愛してるのは史朗さんだけ、この男達は性欲処理の道具、バイブ代わりなのよ…信じて…！