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第19章 恥辱の連鎖

諸悪の根源である熊谷を排除する絶好のチャンスなのに、サヤはどうしても真実を語る気になれなかった。

「私が、誘ったんです…」

「なんだって？」

「誰でも良かったんです、声をかけて付いてきたのが彼らだっただけです。名前も知らない相手です」

名前を知らないのは事実だ。

「私、露出狂なんです。今日もショーツを履いてません。外階段でセックスしたのも誰かに見られたかったからです」


嘘の告白をしているうちに、それが自分の本性だと錯覚しそうになる。