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剣道少女の憂鬱
第6章 いざ尋常に…?
「いい加減にしろ!さっさとコートに入って構えろ。決着をつけてから、その根性を叩き直してやる」

サヤの言葉は熊谷に向けているようで、実は自分自身に言い聞かせていた。

(今は恥ずかしがっている場合ではない。勝って、小雪をこいつの毒牙から守らなければ!)


先にコートに入って短刀を構えるサヤを、熊谷がニンマリ見つめる。




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