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剣道少女の憂鬱
第3章 可愛い後輩
【1-D兎野小雪
↑コイツ、サヤ様の迷惑も考えずにまとわりついてて超ウザイ
サヤ様は孤高の人なんだから!
誰かガツンとお仕置き(笑)してやって♪】

タオルを差し出すマネージャーの笑顔と、裏サイトの書き込みがサヤの頭の中でグルグル渦を巻く。



身近な剣道部員が下らない理由でサヤの大事な後輩を傷つけたとは俄に信じられないが、このタイミングで彼らがいなくなったのは熊谷の手配に違いないだろう。


(教師の風上にもおけない男だが、最低限の約束だけは守ったということか…)

『何でもするって言ったよな?』

熊谷の息づかいと撫で回された感覚が肌に蘇る。



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