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ビターチョコレート
第5章 愛しさと背徳の背中合わせ。
「レン、
ほんの少しの時間でいい。
会えない?」
私はレンにメールを送った。
レンはメールはいつでも大丈夫だと言う。
営業という仕事柄、
いくらでも言い訳が出来るのであろう。
その代わり、返せる時にしか返信はない。
「どうした?
マリ」
五分くらいで返信が来た。
「堪らなく会いたいからよ」
「嬉しいね。
明日一時間くらいなら、
夕方時間取れるかも?」
「嬉しいわ。
レン。
私の我儘だから、
仕事が入ったら、そっちを優先にしてね」
「俺は優秀だからね。
一時間くらいなら、
何とでも出来るさ」
「じゃあ、
明日は、キスの予約を取っておくわ」
「キスの予約?
いいね。
じゃあ、キスをしにマリに会いに行こう」
私はにやけながら、
メールを確認した。
キャッチボールのように、
投げたら返ってくるのが、
当たり前ではない。
何時間も返信が無かったりする。
それでも、
1日に一度はメールが来る。
今日も、
空を見上げれば、
同じ空を眺めるレンが居る。
それだけで安心が出来た。
不倫の恋愛は、
我慢強くないと続かない。
いざという時に、
お互いの安否なんて知る事すら出来ない、
孤独な恋愛。
ほんの少しの時間でいい。
会えない?」
私はレンにメールを送った。
レンはメールはいつでも大丈夫だと言う。
営業という仕事柄、
いくらでも言い訳が出来るのであろう。
その代わり、返せる時にしか返信はない。
「どうした?
マリ」
五分くらいで返信が来た。
「堪らなく会いたいからよ」
「嬉しいね。
明日一時間くらいなら、
夕方時間取れるかも?」
「嬉しいわ。
レン。
私の我儘だから、
仕事が入ったら、そっちを優先にしてね」
「俺は優秀だからね。
一時間くらいなら、
何とでも出来るさ」
「じゃあ、
明日は、キスの予約を取っておくわ」
「キスの予約?
いいね。
じゃあ、キスをしにマリに会いに行こう」
私はにやけながら、
メールを確認した。
キャッチボールのように、
投げたら返ってくるのが、
当たり前ではない。
何時間も返信が無かったりする。
それでも、
1日に一度はメールが来る。
今日も、
空を見上げれば、
同じ空を眺めるレンが居る。
それだけで安心が出来た。
不倫の恋愛は、
我慢強くないと続かない。
いざという時に、
お互いの安否なんて知る事すら出来ない、
孤独な恋愛。