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ビターチョコレート
第9章 不倫の果て‥‥‥未来へ
一途な女。
私はもうバツイチなんだ。
レンとは違う環境にある。
それに、
既婚者であるレンと不倫をしていても、
何にもメリットはない。
もう若くもない。
再婚相手を探す事も出来るし、
あえて既婚者と付き合わなくても、
休日に会える相手と恋愛する事も可能。
なのに‥‥‥‥
レンから距離を置かれているのに、
分かっていて、離れられない、
バカな女だった。
レンからは遠ざけられている。
メールも減っていった。
会えない日が続く。
私はあえて自由の身になっても、
日陰の女なのか‥‥‥‥
【レン会いたいの】
切実な想いのメールを送る。
【マリ
もうすぐ誕生日だね。
それまで我慢して。
誕生日に会おう。
一緒に祝おう。
ずっと一緒に居よう】
イライラが爆発する前に、
私に光が差した様な、レンからのメールが届いた。
私は喜んだ。
誕生日を指折り数えた。
洋服に靴、下着を新しく買った。
髪の毛は美容室に行き、
軽くゆるいウェーブが流れるパーマをかけて、
唇はピンクと淡いレッドの中間色を選ぶ。
とびきりの私になった。
そんな自分が嬉しかった。
女で居たかった。
私はもうバツイチなんだ。
レンとは違う環境にある。
それに、
既婚者であるレンと不倫をしていても、
何にもメリットはない。
もう若くもない。
再婚相手を探す事も出来るし、
あえて既婚者と付き合わなくても、
休日に会える相手と恋愛する事も可能。
なのに‥‥‥‥
レンから距離を置かれているのに、
分かっていて、離れられない、
バカな女だった。
レンからは遠ざけられている。
メールも減っていった。
会えない日が続く。
私はあえて自由の身になっても、
日陰の女なのか‥‥‥‥
【レン会いたいの】
切実な想いのメールを送る。
【マリ
もうすぐ誕生日だね。
それまで我慢して。
誕生日に会おう。
一緒に祝おう。
ずっと一緒に居よう】
イライラが爆発する前に、
私に光が差した様な、レンからのメールが届いた。
私は喜んだ。
誕生日を指折り数えた。
洋服に靴、下着を新しく買った。
髪の毛は美容室に行き、
軽くゆるいウェーブが流れるパーマをかけて、
唇はピンクと淡いレッドの中間色を選ぶ。
とびきりの私になった。
そんな自分が嬉しかった。
女で居たかった。