この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
ビターチョコレート
第9章 不倫の果て‥‥‥未来へ
「綺麗ね」

「マリと最初に見たスカイツリーの夜景を、
一緒に見たかった」

「そうなの?」

「あぁ」

「今度はスカイツリーに登りましょう」

「そうだな」

私は、スマートフォンを取り出して、
ライトアップしているスカイツリーの写真を撮る。

こんな時、
レンとツーショットを撮れない寂しさ。

不倫は物的証拠を残せない。

以前、
理子が言っていた。

「スウとプリクラ撮ったの。
でもね、お財布の中の御守りの中に、
小さくて切って入れたんだ。
寂しいね。
見つかったらヤバイもんね」

不倫を共有出来る友達。
悪い事しているから仲間意識が強くなる。

私もレンの映る写メールを、
パソコンの中に保存してロックをした。

離婚した今は、デスクトップに飾る事も出来るけど、
ロックを解除して、会えない日に眺めた。

せつない恋の秘密。


アホだな‥‥‥‥


「どうした?
マリ」

「う?」

「ぼけーっとして」

「レンと一緒に居れる時間が嘘みたい」

「嘘じゃないさ。
本物さ」


全部、この時、この瞬間、未来が‥‥‥
全てが本物ならば‥‥‥‥ね‥‥‥‥‥
/239ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ