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第2章 必然的な出会い。

結婚して子供を産む。
ごく普通の事だと思った。

結婚って、
そういう絆で育んでゆくんだって。

夫と私は恋愛結婚だった。
夫に恋をして結ばれて幸せだと思ったのに‥‥‥

月日が人を変えるものなのか？
イヤなところばかりが目につく。

あんなに好きだったのに、
今は口やかましく、
亭主関白丸出しで、
家事や育児などに協力しない。

我儘な男に変貌し、
この男に窮屈さを感じた。

仕事さえしていれば、
男の責任を果たしているという身勝手さ。

妻は夫を立てて当たり前と、
思っている傲慢さが気に入らない。

何度か反発して、
喧嘩もしたが‥‥

口も強い男で、
一言えば、
ネチネチと言い返し、
止まらない。
面倒臭い男。

いや‥‥‥
もう無駄に喧嘩するのも
無意味に感じた。

夫でありながら、
どうでも良くなった。

気持ちなんて‥‥
永遠ではないのだと悟った。