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みんな同じ空の下
第26章 計画
「ニナを捕らえた割に、何も知らないのだな」
シバが口の片端を上げたまま続ける。
「なら…、“その日”が迫っている、ということだけ言っておこう」
王を亡き者にする日が近い。
シバはそう言っている。
大罪を犯す準備はできているということか。
リノはふと、頭にある考えが浮かんだ。
今は、シバ達咬龍団のこれからの動きを知る最大の好機だ。
何を訊かれても困らないとシバは言ったが、普通に訊いても逸らかされるかもしれない。
ならば。
「そんなこと、無理に決まっています」
リノが真っ向から反論した。
シバが口の片端を上げたまま続ける。
「なら…、“その日”が迫っている、ということだけ言っておこう」
王を亡き者にする日が近い。
シバはそう言っている。
大罪を犯す準備はできているということか。
リノはふと、頭にある考えが浮かんだ。
今は、シバ達咬龍団のこれからの動きを知る最大の好機だ。
何を訊かれても困らないとシバは言ったが、普通に訊いても逸らかされるかもしれない。
ならば。
「そんなこと、無理に決まっています」
リノが真っ向から反論した。