この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
みんな同じ空の下
第36章 二年後の再会
リノの表情に気付いたハクトが、すまなそうに頬を掻く。
「すまない、…つい…」
「いえ。王なのですから、国のことを考えるのは当然です」
こうして話していると、リノはハクトと過ごしていた日々を思い出す。
それは懐かしくて、心地よい感覚をリノに与えていた。
「やはりお前と話すと落ち着くな」
ハクトはそう言って、真剣な表情になった。
「できれば、お前をずっと傍に置いておきたかったが…。…王都へ戻る気はないか?」
「ありがたいお言葉ではありますが…」
リノが首を左右に振ると、ハクトは小さな溜め息を吐いた。
「すまない、…つい…」
「いえ。王なのですから、国のことを考えるのは当然です」
こうして話していると、リノはハクトと過ごしていた日々を思い出す。
それは懐かしくて、心地よい感覚をリノに与えていた。
「やはりお前と話すと落ち着くな」
ハクトはそう言って、真剣な表情になった。
「できれば、お前をずっと傍に置いておきたかったが…。…王都へ戻る気はないか?」
「ありがたいお言葉ではありますが…」
リノが首を左右に振ると、ハクトは小さな溜め息を吐いた。