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第1章 一目惚れ

『ん－…歩くのやだぁ』

駄々をこねて、カクテルを飲み干す

あぁ美味しい…

「っ花梨」

「歩くの嫌なら、俺がおぶってやろうか？」

『…は?』

まさか、先程まで見つめていた筈のイケメンが私の目の前に現れるなんて

でも、

『…結構です。』

すました態度で椅子から立ち上がる。

「ひゅ－」

柔らかそうなイケメンは私の反応を見て楽しそうに笑う

「翔太フラレター」