この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
愛すバー
第9章 完熟バナナ愛すバー
「もう少し若かったら光代ちゃんを悦ばせたのに...」
義純さんは残念そうに言った。
「いいですよ...こうしてこの歳になっても寄り添える相手がいるだけで幸せです」
本当に心からそう思った。
「でも、女は灰になっても女だからなあ~」
そう言って、義純さんの手は皺とシミだらけのなんの魅力もない身体を優しく撫で回す。
カサカサと油のない皮膚と皮膚が擦れるような音がした。
不思議なもので愛情を示したくなる時人は何故か唇を重ねる。
誰に教えてもらったわけでもないのにそうしてしまうのだ。
そして私達もごく自然にそうしていた。
義純さんは残念そうに言った。
「いいですよ...こうしてこの歳になっても寄り添える相手がいるだけで幸せです」
本当に心からそう思った。
「でも、女は灰になっても女だからなあ~」
そう言って、義純さんの手は皺とシミだらけのなんの魅力もない身体を優しく撫で回す。
カサカサと油のない皮膚と皮膚が擦れるような音がした。
不思議なもので愛情を示したくなる時人は何故か唇を重ねる。
誰に教えてもらったわけでもないのにそうしてしまうのだ。
そして私達もごく自然にそうしていた。