この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
愛すバー
第11章 柏餅
「母に会いにきてくれたんですね!」
「はい、先日悲報をホームから知って、この場所を教えていただいたんです。生前に会えず残念でなりません」
「そうでしたか...あなたの事は何度か母から聞いていたんですよ。気立ての良い人だって」
私は少し恥ずかしくなり、目を背けた。
「これからは、また来ます」
「ありがとうございます。母も喜びます」
お互い頭を下げ入れ違いになるように逆方向へ進んだ。
数歩、歩いた時だった。
「頼子さん!」
淳一さんは大きな声で私を呼び止めた。
「はい、先日悲報をホームから知って、この場所を教えていただいたんです。生前に会えず残念でなりません」
「そうでしたか...あなたの事は何度か母から聞いていたんですよ。気立ての良い人だって」
私は少し恥ずかしくなり、目を背けた。
「これからは、また来ます」
「ありがとうございます。母も喜びます」
お互い頭を下げ入れ違いになるように逆方向へ進んだ。
数歩、歩いた時だった。
「頼子さん!」
淳一さんは大きな声で私を呼び止めた。