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愛すバー
第3章 今川焼き
ラウンジでは光代さんと島村さんが窓際の席でなにやら大きな本を鑑賞していた。
「こんにちは~!」
「おや、いっらっしゃい、お嬢さん...えっと名前はなんだっけかい?」
「田辺です。田辺頼子です」
「おお、頼子さんかい」
「こんにちは~」
光代さんと一緒に島村さんが挨拶をくれた。
「美味しい今川焼きを買ってきたんです。ご一緒に食べませんか?」
茶色い紙袋を見せると二人の目が輝いた。
「お茶持ってきますね」
島村さんは足早に壁際のお茶のサーバーに向かった。