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愛すバー
第4章 チョコ愛すバー
田辺頼子
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話し終えると光代さんは小さなポーチからまた何かを取り出した。
「ダニーの思い出の品はこれだけ...アパートを引き払う時にひょっこり出てきたのさ」
黒い小さな笛みたいなものを光代さんは摘んで見せた。
「なんですかそれ?」
「サックスのマウスピースだよ。捨てようかとも思ったけど捨てれなかったさ。ダニーは私を捨てたくせにね...」
光代さんは苦笑いしながらまたポーチにマウスピースをしまった。
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話し終えると光代さんは小さなポーチからまた何かを取り出した。
「ダニーの思い出の品はこれだけ...アパートを引き払う時にひょっこり出てきたのさ」
黒い小さな笛みたいなものを光代さんは摘んで見せた。
「なんですかそれ?」
「サックスのマウスピースだよ。捨てようかとも思ったけど捨てれなかったさ。ダニーは私を捨てたくせにね...」
光代さんは苦笑いしながらまたポーチにマウスピースをしまった。