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最初に出逢った日のように~一片丹心・300年の恋~
第2章 過去世の記憶
 ジュンスは明らかに落胆したような表情だ。彼は黙ってまたスマホを見せ、ある部分を指し示した。
 そこには〝直宗 名前は李胤〟と書かれていた。またしても読めないはずなのに、言葉が口を突いて出る。
「イ・ユン。直宗の名前ね。じゃあ、私が幻で話しているのはその直宗という王さまなの?」
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