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最初に出逢った日のように~一片丹心・300年の恋~
第2章 過去世の記憶
「到底、他人からは信じられない、理解しがたいようなことばかり喋って、周囲を困惑させていた」
 それは今、まさにファヨンがジュンスに対して時折、感じる不安だ。ファヨンは知らず彼の問わず語りに耳を傾けていた。
「俺が三百年前の記憶を語り出したときには、母は泣き出し、父は絶望に青ざめたんだよ。実の両親すら、手を焼いて色々とクリニックに連れていったけど、何度検査しても、俺は知能的にも精神的にも、どこにも異常はないと言われた」
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