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最初に出逢った日のように~一片丹心・300年の恋~
第2章 過去世の記憶
ファヨンは頷いた。
「それがどうかしたの?」
「俺は君と過ごした日々を、幼いときから何度も記憶に甦らせていたよ。大学の講義室で初めて君を見た日も、桜草を腕一杯に抱えた君を見たときも、ああ、似たような想い出がかつて三百年前の俺たちにもあったと昔を思い出した」
「何のことを言ってるの? あなたに三百年前の前世の記憶があるというのは信じるけれど、その話と私が何故、関係あるの?」
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