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最初に出逢った日のように~一片丹心・300年の恋~
第3章 恋しくて~宿命の二人~
 バーテンダーはファヨンの咽をカクテルが通りすぎてゆく様を眺めている。その視線が獲物を狙う蛇のように粘着質な光を帯びているのには気づいていない。
「名前、何ていうの?」
「ファヨン」
「可愛い名前だね、君にぴったり」
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