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最初に出逢った日のように~一片丹心・300年の恋~
第3章 恋しくて~宿命の二人~
「俺はずっと君を待ち続けてきた。幼い頃、俺を見た占い師は言った。君と出逢えない限り、俺は永遠に輪廻の輪から抜け出すことができないだろうと。焦がれた女を捜し求めるまで、哀れな三百年前の王の魂は永遠に転生を続けるしかないんだよ」
「そんなの、私は知らない」
ファヨンは夢中で首を振り続けた。
「それは、あなたの言い分や都合でしょう」
ジュンスが近づいてきた。ファヨンの細腕を掴み、グイと力任せに引き寄せる。
「そんなの、私は知らない」
ファヨンは夢中で首を振り続けた。
「それは、あなたの言い分や都合でしょう」
ジュンスが近づいてきた。ファヨンの細腕を掴み、グイと力任せに引き寄せる。