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最初に出逢った日のように~一片丹心・300年の恋~
第3章 恋しくて~宿命の二人~
 そこで言葉を句切り、彼はファヨンを切なげな眼で見つめた。
「長くして苦しい三百年だったが、待った甲斐はあったよ。こうして今の時代に君と再び出逢えて、また君に恋をした。元気な君の笑顔をこうして見られただけで、俺は幸せだ。これからも自分が転生を続けなければならないのかは判らないけれど、もう、そんなことはどうでも良い。
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